『HEROINES』という映画の存在を、フォロワーのびっぐぴゅあさんのブログで知った。何といってもタイトルがいい(^^) 先日「女性の日」にかこつけて「女性=ヒロインの日」って書いたけど、こっちの方は正真正銘の「HEROINES=ヒロインズ」!

 

 

 この作品は女子野球をテーマにして、しかも「"ヒロイン”っていえばこの人!」といっていい、かの「スケバン刑事“二代目麻宮サキ”こと伍代陽子(早乙女詩織)」の南野陽子("ナンノ”!)も出演している! そして更にいうならば、この映画の舞台となる女子野球のチームは広島県廿日市市に実在する「はつかいちサンフレイズ」。つまり“広島発のヒロイン映画”なのである!(゚Д゚;)  この映画の存在を知った時には身が震えたね(;^_^A

 

 

 

 

 しかしながら、またもや、この映画の存在を知ったのは、額面上広島上映の終わった時。同じ女子野球の映画であった『野球どアホウ未亡人』の悪夢が脳裏をよぎったね( ノД`)  しかしそんな“恨み節”をコメント欄に書いてしまったにもかかわらず、びっくぴゅあさんから、本作の広島上映期間が一週間伸びているという大変ありがたい情報を戴き、その日の勤務がやりくり可能な(要は唯一のチャンスである)9日の17:25の回に、何とか会場の(『女子高生戦士☆英あいり』の封切上映でお世話になった)イオンシネマ広島に馳せ参じた。

 

 

 のっけから、「これは実写版『アストロ球団』か?)って見紛うようなCGバチバチの試合シーンが登場し(しかも試合会場=ロケ地は「マツダスタジアム」ではなく、“ローカル色コテコテ”の「三次きんさいスタジアム」!!)、その後もかなりぶっ飛んだストーリー・演出・映像が展開する。件の「はつかいちサンフレイズ」は、強豪「広島ゴッドレモンズ」(広島だからって、こんな時まで「レモン」ってつけるなよ!(# ゚Д゚)と、女子野球界における“広島の覇権”を巡って‟しのぎを削って”いる……なんて書くと、まるで『仁義なき戦い広島死闘篇』みたいだが(;^_^A、この「サンフレイズ」と「ゴッドレモンズ」は、それこそ『広島死闘篇』における「博徒大友連合」と「村岡組」ぐらいの勢力差があって、その劣勢を克服すべく、新たに「サンフレイズ」の監督に就任した社長の息子が、強力な助っ人をスカウトして回る、ってのが物語の骨子だ。ちなみに我らが"ナンノ”の役どころは、「サンフレイズ」の親会社の社長なんだけど、一切社長室から出ない。さては全て東京でまとめ撮りしたな(拘束時間おそらく半日程度)。でもナンノは五十路になっても可愛いね(;^_^A

 

 監督がスカウトした面々がこれまたぶっ飛んだ(しかも殆ど野球とは無縁な)キャラばかりだが、お互いの個性がぶつかり合ってトラブルが起こるのではなく、妙に上手く纏まって、且つそれぞれの個性が徐々に野球に馴染み始める、っていういい感じでドラマは進行していく。一時は「サンフレイズ解散」を口にして、『メジャーリーグ』のレイチェル・フェルプスオーナー(マーガレット・ホイットン)を彷彿とさせた(いかにもこの手の映画ではありがちなキャラですな(;^_^A)“ナンノ”社長も、本音は息子の指揮する「サンフレイズ」の勝利を願っていたりする。また、主人公の女子高生投手の人間模様や因縁、そしてその成長がメインで描かれていて、良しにつけ悪しきにつけ“NHK杯全国放送コンテスト創作ドラマ部門”のようなノリの映画だった(飽く迄“ノリ”が(;^_^A)

 

 メインのキャスティングに関しては、正直「?」なところもあったが、そもそもこの企画は、人気Youtuber「フォーエイト48」主演ってのが売りの映画なんで、例えば乃木坂46主演映画に「キャスティングが適材適所か」なんて言うのが野暮なように、こればかりは致しかないだろう。もっとも、あくまで個人的な意見ながら、パッキンで且つ超ミニで着崩した制服姿の女子高生(主人公)ってのは、どうも観ていて苦手なんだけどね……(;^_^A

 

 

 そんな中で、コーチ役で途中から登場する武井壮が、意外にも一番はまり役だった。彼らしからぬ、実に「好感が持てるキャラ」という点でも(;^_^A

 

 僅か1時間の尺しかなく(同じイオンシネマ広島で上映した拙作『女子高生戦士☆英あいり』とほぼ同じ(;^_^A)、今回は飽く迄も「始動篇」「成長篇」「エピソード❶」的な内容に過ぎず、いよいよ「三次きんさいスタジアム」で因縁の「ゴッドレモンズ」との試合に臨むところで、終わっている。ラストの「to be continued」のテロップよろしく、当然続編を見込んでいるのだろうが、1日一回の上映で、私が観た回の観客は、私を含め僅か2人!(゚Д゚;)  大丈夫か?『HEROINES』?!

 

 あいにくパンフレットはなかったが、入場時このカードをもらった。いかにも「カルビープロ野球チップス」付録の「プロ野球カード」を模した作り(しかも最近のそれに倣って2枚セット)だったが、廿日市といえば「カルビー」の本社があるまさに“お膝元”。せっかくだから、本家の「カルビー」が本物の作りで提供してくれたらよかったのに………

 

 

 

 

 

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