昨日でNPBパシフィックリーグの公式戦全日程が終了したそうだ。今期は大阪近鉄亡き後の贔屓の球団、千葉ロッテマリーンズの、東京オリオンズ以来半世紀ぶりの、勝率一位優勝を期待したが、10月の記録的な超失速でその夢はあえなく頓挫(一時はソフトバンクにゲーム差なしまで追いついたのに……( ノД`)。しかしながらそんな状況下でも、何とか埼玉西武の猛追を交わして、2位通過。プレーオフの出場権を手にした。もっとも、昨今のモタモタぶりを見ると、日本シリーズ進出はほとんど期待出来そうにもないけど……( ノД`)

 

 ところで、何かと変則的だった今シーズン終了を待っていたかのように、以下の記事がネット上を踊った。

 

【日本ハム】有原航平、西川遥輝が今オフの米球界挑戦意向固める ポスティングシステム利用で
https://news.yahoo.co.jp/articles/8dfc0ecd8a1a81339471b88c02f4376f98a69f42

 

 今回、この記事に反応してしまったのは、有原投手がもし仮にメジャーに進出したならば、我が母校始まって以来、初の「MLB選手誕生」になるからだ。

 

 母校出身者では、かつて、後に広島東洋カープ・日本ハムファイターズでプレイした佐伯和司投手が、一時サンフランシスコジャイアンツから注目されたことがあったらしいが、こうやって正式にメジャーに挑戦するのは有原投手が初めてだ。昨今は大阪桐蔭や横浜と並び、NPBへの選手供給では上位にランクされる母校野球部だが、もし今回、彼がMLBのどこかの球団に入団出来たら大快挙だ! 現在ボストンレッドソックスと、「ビール職人」をニックネームにしているミルウォーキーブリュワーズを贔屓にしているが、今後は有原投手が入団した球団を熱烈応援したい。たとえそれが“くたばれヤンキース”と讀賣のように忌み嫌っているニューヨークヤンキースだとしても……(;^_^A

 

 

 有原投手で思い出すのは、彼が3年生の時の夏の広島県予選。その当時、故あって佐伯区にある高校の応援に駆り出されていたんだけれど、その学校の次に母校・広陵の試合があって、有原投手も他のナインとともにスタンドで試合観戦していた。そんな有原君は、佐伯区にあるリトルリーグの出身で、たまたま件の佐伯区の高校の応援に来ていた野球部OBの中には、そのリトルのチームで有原君の先輩だった子もいた。そんな応援席に、有原君は律儀も挨拶に訪れた。既にプロからも注目の投手だったにもかかわらず、極めて低姿勢で。そんな立派な後輩に対して、髪も金髪に染めて言動も軽薄で粗い、お世辞にも立派ともいえない先輩たちがことさら”先輩風”をふかしていたのを横目で苦々しく見つめていたのも今も記憶している。

 

 その後、我々の代では考えられなかった天下の早稲田大学に入学し、そこでも大活躍し、ドラフトでは複数競合の上、日ハムに入団した。かの2016年の広島vs日ハムの日本シリーズで来広した際は、宿泊先のANAクラウンズホテルから出てくるところも目撃した(;^_^A

 

 まあ、何はともあれ、今回のポスティングが無事球団から認められ、且つ成就することを祈るのみだ。そして快くポスティングを認めてくれた日本ハム球団に少しでも多額のポスティング料をもたらしてほしい。かつてマエケンのポスティングの際に、広島球団にドジャーズから支払われた20億円近いポスティング料が間接的に広島奇跡の3連覇を後押ししたように……


 日本ハムの有原航平投手(28)と西川遥輝外野手(28)が、今オフのポスティングシステム(入札制度)による米大リーグ挑戦を球団に申し入れる意向を固めたことが9日、明らかになった。ともに昨オフの契約更改の場で、早ければ今オフの米球界挑戦の希望を表明していた。

 この日、チームはロッテ戦(ZOZO)に勝利して5位で全日程を終了。有原は20試合に登板して8勝9敗、防御率3・46の成績を残し、「僕自身はそういう気持ちでやってきた。(気持ちは)変わらない」と説明。西川は主将として115試合に出場して打率3割6厘、5本塁打、39打点、42盗塁を記録。今後については「いろんな候補がありますけど、第一はそう考えている。それ(メジャー挑戦への思い)はブレずに1年間やってきたので、その夢は持ち続けている」と語った。

 吉村GMは「(今後)話し合います」と説明しており、球団は2人の意向を確認した後に容認するかの最終判断を行うとみられる。