しばらく、こちらの方、放置していたら、世の中はとんでもないことになり、10月7日のハマスのイスラエル南部襲撃、非人道すぎる殺戮行為のはてに、戦争となり多大な犠牲者を出すことになってしまった。ここ数日で、UNRWAとハマスの癒着が明らかになり(前から言われているが)、これまででハマス支持一辺倒にちかいマスコミの論調も変わってきてはいるものの・・・
これまでの経緯の中で、全く理解できない、偏向したマスコミ、世間への疑問をあげていきたい。
全く、理解できないのが、
1.なぜ、10月7日のハマスの攻撃、蛮行を、日本のメディア、知識人は「ちゃんと」批判しないのか。国連も「ちゃんと」「十分に」批判しないのか。
イスラエル外相、国連事務総長を非難 「ハマスを十分糾弾せず」 (msn.com)
そして何よりも、なぜ、イスラム世界自体が、非難しないのか。
むしろ賞賛しているのはなぜか。
あんな行為が、蛮行が、イスラムの教えにかなっているのか。
私が知る限り、10月7日の行為を、イスラム世界で非難したのは、
バーレーン皇太子、
イスラエルアラブの国会議員
そしてIS。
研究者としては、飯山陽氏だけ。
イスラエルとハマスの「人質交換」呼びかけ、バーレーン皇太子(ロイター) - Yahoo!ニュース
パレスティナ自治政府も、ハマスはパレスティナを代表しないと最初こそいったもののその声はかき消されている。
ガザの一般市民も拉致されたイスラエルの女の子をあざけり、唾を吐き、その女の子を保護しようとする姿はみられなかった。
逃げようとした人質をまたハマスに連れ戻したというのも住民。
ごくごく最近になって、ガザの住人もデモ行ったという。
ガザ住民が停戦求める抗議デモ、「子どもたちの生きる権利」訴え(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース
ISの批判は、ハマスの行為は、国家の建設が目的になっていてイスラムの大義に適っていないというもの。
出典を見失ったが、先日のISのテロでの言い分だった。
半分なるほどと思うが、殺戮行為を否定するものではない。自分たちもさんざん殺戮行為を繰り広げてきたし。
いずれにしても、10月7日の行為を、イスラームの権威筋からちゃんとした批判を聞くことがない。
イスラームでは、あんなふうに快楽殺人のような行為をすることが、その教えにかなっているのか。
タイからの労働者も多数含まれ、もはやイスラエルへの報復よりも、殺人自体が目的なっていたではないか。
これが、イスラームの教えなのか。
だったら、本当に世界から置いていかれてもしかたがないと思う。
かつて私がイスラエルに滞在中に起きた事件であるが、ラマッラーに迷い込んだ二人の予備役がその村でリンチ殺人されたあげく、遺体が屋外に宙づりにされ、事件を思い出す。こんなことをやってしまう人たちなんだというショックがイスラエル社会に広がったのは否めない。
2000 Ramallah lynching - Wikipedia
そんなメンタリティーがまだ続いていたのかというショック。
このような蛮行に対して、内外の知識人は、イスラエルもさんざん同じことをしてきたから自業自得、いじめられっ子が仕返しをやりすぎた、だの、占領に対する抵抗運動だのいうが、非道のレベルが違うだろう。
イスラエル軍も警察もパレスティナ人に対して、過剰反応、過剰拘束をしてきた。
末端の兵士には、軍紀も行き届いていない場合も多々ある。
しかし、赤ちゃんをオーブンに入れたり、人を焼き殺したり、そんな蛮行は一線を画したものだ。
同じイスラム世界からの批判はないのか。さらに、イスラム関係者、研究者も、飯山陽氏以外は、ちゃんと批判しているところを見たことがない。
挙句の果てには、ハマスをテロとは呼ばないなど・・。テロ以下。ただの快楽殺人。
イスラエルの過剰防衛については、かつては、アモス・オズから、すでに、多くのユダヤ人自身からの身内批判を受けている。今回の件についても
反対するデモが多数発生しているのは、マスコミが流すところ。
ユダヤ系団体が停戦求め米議会周辺でデモ、300人逮捕 イスラエル・ハマス戦争 - BBCニュース
しかし、なぜ問わない。
イスラム諸国で、ハマスの行為に対する自己批判運動はなぜ起こらないのかと。
ハマスがやったことに非はないのか。
イスラムには、そのような自己批判精神がみられないというのが、最大の謎である。
22年1月には、パレスティナの人々もハマスにNoを突きつけていた模様。
Palestinians vent against Hamas in rare online event - BBC News
世界のイスラム権威は何をしているのだということ。
2023年3月ナタニヤフに反対するデモin エルサレム