パソコンがウィルスに感染?焦らず対処を! | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

 【相談事例】 

  昨晩パソコンでインターネット検索をしていたら、突然、ウィルスに感染したという警告画面が出て、大音量のブザーが鳴った。慌てて画面に表示されたサポートセンターに電話をすると外国人と思われる人が出て、すぐに対応しないと情報が漏れると言われた。ウィルス対策の契約を勧められ、5年間で6万円のコースを選んだ。コンビニでプリペイド式電子マネーを購入して払うように言われシリアルナンバーを伝えてしまった!(70歳代/男性)                          

 

 注意ここに注意・・・

 パソコンに突然、警告画面や警告音が出て、画面に表示された番号に電話をすると有償サポート費用などと称して料金を支払わせる、パソコンの警告解除サービスに関する相談が増えています。このような相談は、以前から年間700件前後で推移していましたが2023年度は、対前年度比130.8%と急増しました。特に、高齢者(60歳以上)からの相談の割合が高くなっており、昨年度は全体の67.6%/今年度の第1四半期では7割以上を占めています。
 

 【警告表示等が出ても冷静に対処を】

 突然警告画面などが出ても、画面に表示された連絡先には絶対に電話をしないで下さい。偽の警告なので落ち着いてパソコンの再起動をするなどして、警告画面を消しましょう。具体的な手順は下記のサイトをご覧下さい。不安な場合は家族や周りの人に相談しましょう。
  「サポート詐欺で表示される偽のセキュリティ警告画面の閉じ方」
  https://www.ipa.go.jp/security/anshin/doe3um0000005cag-att/20231115173500.pdf外部サイトへリンク
 

【絶対にお金を払わないで】

 このような手口はサポート詐欺とも呼ばれており、事業者の実態がつかめず支払ったお金を取り戻すのは非常に困難です。また警告解除操作のために遠隔操作アプリをインストールさせ、金銭だけでなく情報を盗み取る場合もあるので注意して下さい。
 トラブルが生じた場合は、すぐに消費生活センターなどや警察へ相談しましょう。

 (東京くらしWEB抜粋)