販売方法・商法は様々ですが、相談に寄せられている商品・役務上位を見るとトラブル・被害が生じている代表的な商品・役務が特定されます。各販売方法・商法別で相談の多い商品・役務別と件数をご紹介しますビックリマーク

 

 【若者相談に多い販売方法・商法別からみた商品】

 <インターネット通販>

 インターネットによる申し込みを受けて商品の販売やサービスの提供を行う販売方法です。平成30年上期の若者の相談件数は1.688件と最も多いです。相談全体の件数も膨大なため、若者相談の占める割合で見るとそれほど多くありません!

 1.出会い系サイト/132 2.他のデジタルコンテンツ/123 3.健康食品/118 

 4.オンラインゲーム/110 5.デジタルコンテンツ一般/51

 

 <サイドビジネス商法>

 「副業や内職で収入になる」などとうたって契約させる商法です。平成30年上期の若者の相談件数は453件、若者相談の割合は49.6%と若者がターゲットになりやすい商法であることが分かります!

 1.他の内職・副業/100 2.他のデジタルコンテンツ/64 3.教養娯楽教材/50

 4.ビジネス教室/22 5.商品一般/19

 

 <マルチ・マルチまがい商法>

 販売組織に加入し購入した商品を知人などに売ることによって組織に勧誘し、それぞれがさらに加入者を増やすことによりマージンが入るとうたって契約する商法(連鎖販売取引)と、それに類似した商法です。平成30年上期の若者の相談件数は344件と若者相談の占める割合が多い商法です!

 1.他の内職・副業/63 2.教養娯楽教材/59 3.商品一般/23

 4.他のデジタルコンテンツ/19 5.ビジネス教室/18

 

 <架空請求>

 身に覚えのないコンテンツ利用料の請求などです。架空請求については、全年齢とおして件数が多くなっています。平成30年上期の若者の相談件数は337件で5位になっていますが、若者相談が占める割合は少なく2.3%です!

 1.デジタルコンテンツ一般/181 2.商品一般/51 3.他のデジタルコンテンツ/49

 4.アダルト情報サイト/34 5.他のネット通信関連サービス/10

 

 <アポイントメントセールス>

 販売意図を明らかにしないで又は著しく有利な条件を強調して電話などで呼び出し、商品やサービスを契約する商法です。サイドビジネス商法と同様で、タレント・モデル養成教室などが多くなっています!

 1.タレント・モデル養成教室/48 2.他の内職・副業/27 3.教養娯楽教材/25

 4.教養・娯楽サービスその他/16

 

 <利殖商法>

 利殖になることを強調して投資や出資を勧誘する商法です。若者相談の件数は232件と比較的多く、若者相談が占める割合は21.2%と比較的全年齢をとおして件数が多い商法です!

 1.教養娯楽教材/44 2.デリバティブ取引/24 3.パソコンソフト/22

 3.他のデジタルコンテンツ/22 5.ファンド型投資商品/20

 

 <クレ・サラ強要商法>

 商品・サービスの契約の際に無理やりサラ金などから借金をさせたり、クレジット契約を組ませたりする商法です。件数は214件ですが、若者相談が占める割合が91.1%と非常に多くなっています!

 1.教養娯楽教材/50 2.パソコンソフト/16 3.他の内職・副業/16

 4.他のデジタルコンテンツ/13 5.教養・娯楽サービスその他/12

 

 <無料商法>

 無料をうたい文句にして商品やサービスを売りつける商法です。若者相談件数は153件ですが、若者相談が占める割合は17.5%で全年齢層で多くの相談事例があります!

 1.エステティックサービス/29 2.他のデジタルコンテンツ/18 3.美容医療/10

 4.映画配信サービス/8 5.ミネラルウォーター/7

 

 <ワンクリック請求>

 メールやHPにおいて、クリック・タップする前に利用料金・利用規約などについて明確な説明がない、または事実と異なる説明によりクリック・タップを促し、即座に契約完了や料金請求といった内容を表示させるなどして金銭を支払わせようとする手口です。148件ですが、若者相談が占める割合は16.2%で全年齢層で多くの相談事例があります。特にアダルトサイトのワンクリック請求が多いです!

 1.アダルト情報サイト/125 2.デジタルコンテンツ一般/10 3.他のデジタルコンテンツ/7

 

 <個人間売買>

 個人間の有料の不用品売買です。件数は126件ですが、若者相談が占める割合は23.6%となっています!

 1.コンサート/25 2.履物/13 3.かばん/8

 

 <キャッチセールス>

 駅や繁華街などの路上で呼び止め、近くの店などで契約を迫る商法。件数は41件と少ないですが、若者相談が占める割合は56.2%で若者がターゲットになりやすい商法です!

 1.精神修養講座/6 2.エステティックサービス/6 3.美容医療/4 4.タレント・モデル内職/4(東京くらしweb抜粋)