20代要注意!暗号資産の儲け話 | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

 【相談事例】

 ●画像投稿のSNSで外国人男性と知り合い、メッセージアプリで連絡を取り合うようになった。暗号資産の投資を勧められ最初の投資として、指示に従って国内の暗号資産取引所のアプリで2万円相当の暗号資産を購入し、指定された投資サイトへ送付した。数日後、利益が3万円相当になり、暗号資産取引所のアプリ内に開設した自身の口座へ出金できたので信用した。再度、40万円の暗号資産を投資サイトへ送付し利益が出たので出金しようと投資サイトへ連絡すると、出金には12%の税金が掛かり約5.800ドルを支払わなければ出金できないと言われたどうしたらよいか?(20歳代/男性)

 ●知人に誘われ、知人が参加している副業グループの話を聞きに行くことにした。「グループが販売している暗号資産の自動売買ソフトを使えば儲かる、グループで投資の勉強ができる」と言われグループへの参加とソフトの購入を申し込むことにした。50万円相当の暗号資産を購入し、指定された海外の送金先に送付した。その後、ソフトを利用して暗号資産の売買をしたが儲からず信用できない。誰かを勧誘すると紹介料が貰えるという話は聞いていたが、自分は誰も勧誘していない。返信してほしい!(20歳代/男性)

 

 【トラブル防止のポイント】

 *SNSやマッチングアプリなどで知り合った面識のない相手から暗号資産の投資を勧められた際は、詐欺的な投資話を疑って下さい。相手の素性・投資内容や儲かった話の真偽を確かめることは難しく、連絡が取れなくなる可能性もあります。被害を回復することは極めて困難です。また、知人や友人から勧誘されて断りにくいと思っても必要のない契約はきっぱり断りましょう。さらに自分が新たな勧誘者となり、友人・知人を勧誘してしまうと相手をトラブルに巻き込んだり、人間関係のトラブルになることもありますので注意しましょう。

 *暗号資産交換業務は、金融庁・財務局への登録が必要です。暗号資産を扱う業者のサイトやアプリで取引を行う場合には、当該業者が暗号資産交換業の登録業者かどうかを金融庁のウェブサイトで事前に必ず確認して下さい。同サイトには、無登録業者として警告がなされた業者の掲載もあります。無登録業者とは取引しないで下さい。

 *暗号資産は価格が変動することがあり、価格が急落して損をする可能性があります。たとえ、取引相手が登録業者の場合でも、こうしたリスクと取引や契約の内容を十分に理解できなければ取引や契約をしないで下さい。利用しようとする交換業者から説明を受けるとともに、自分自身で金融庁などのHPで理解できるまで調べるようにしましょう。(国民生活センター抜粋)