先天性心疾患の陰にビタミンAが! | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

      ▲▲▲▲子の心臓病と母の妊娠初期の悪影響因子の調査研究▲▲▲▲

 9月5日、国立成育医療研究センターと横浜市立大学の共同研究グループは、子供の先天性心疾患発症に母親の妊娠初期の与条件を切り分けるための調査結果を発表しましたビックリマーク

 

 調査は同研究グループと日本小児循環器学会とが共同して実施。全国の約10万人の母子ペアを妊娠中から3歳まで追跡調査しました。その結果、子供の先天性心疾患発症に母親の妊娠初期の「ビタミンAサプリメント摂取/降圧薬内服/貧血指数」などの条件因子が関連することが、統計上有意なものと明らかになりました。

 

 統計調査から、子供が先天性心疾患を発症する調整オッズ比は、妊娠初期の母のビタミンAサプリメント摂取で約5.8/頭痛治療薬バルプロ酸内服でや約4.9/降圧薬内服で3.8/母の先天性心疾患の既往歴で約3.4/母の高齢妊娠約1.6/母の貧血指標で約1.1という結果でした。条件因子中、ビタミンAサプリメントの摂取が約5.8ポイントと最も高い数値になっており、負の影響を及ぼしている可能性を示唆しています。

 

 この調査結果は、8月29日に米国の学術誌「Journal of the American Heart Association」に英文掲載されましたビックリマーク(BELLEZZa抜粋)