前回の続きからです。
Aさんは40代で初転職を考えている方。
地方都市からフルリモート勤務ができる転職を希望している
転職活動に苦戦しているとのことだったので、
職務経歴書の書き直しをお勧めしたところ、
Aさんは一晩で職務経歴書を書き上げる。
新しい書類で応募を開始したところ、
すぐに5社から書類選考合格の知らせが届いた。
面接対策も実施し準備は万全。
意気揚々と面接に挑むも、
面接をした2社からは不合格の連絡が入ってしまう。。。
私は2社からのメールの内容を読み返し、
不合格になった理由を確認する。
Aさんのお人柄の良さや、
相手を配慮した言葉の選び方は
どちらの会社でも好意的に受け容れられている。
ネックになってしまったのは、
話が長くなってしまっていること。
丁寧なAさんのことなので、
質問に関連する事をすべて説明しようとして、
お話が長くなっていたのではないだろうか。
恐らくフルリモート以外の求人だった場合には、
Aさんのご経験であれば、お人柄面をプラス加点されて
内定に至っていたと思う。
それくらい素晴らしい方だと思う。
ただしAさんのご希望であるフルリモート環境で仕事をする際には
周囲と会話できる機会も大幅に減ってしまうため、
ポイントを絞った無駄のないの会話のやりとりや、
非言語でのスムーズなコミュニケーションが求められる。
この点を話せれば、面接対策は大丈夫かな。
私は2社の面接の結果と、不合格に至った理由を記載し、
次回に向けて電話ですり合わせをしたいです、とメールを入れた。
Aさんの転職を支援できるかはここで決まる。
私は静かに闘志を燃やし、Aさんに電話をかけた。
小林:「忙しい中時間を作ってくれてありがとうございます。
メール差し上げた通りですが、
2社は残念ながらご縁がありませんでした」
Aさん:「あ~、そうですか。
実は面接の後に色々考えていたのですが、
面接官が良い方だったこともあり、
そこに甘えてしまい、即戦力としてのアピールは
あまりできていなかったなと反省してました」
小:「なるほど」
A:「はい。。。
あとは、緊張もあって聞かれていないような
余計なことも色々と話してしまってはいたので、
頂いた不合格理由には納得できます」
小:「はい」
Aさんの誠実さが痛い。
受話器を握りながら天井を見上げる。
小:「そのようにおっしゃって頂いて、ありがとうございます。
それで今後に向けた対策を少しだけお話したいと思っています」
A:「あ、はい。是非お願いします」
小:「シンプルに考えると面接は会話です」
A:「はい」
小:「なので、あまり頑張りすぎずに
会話のキャッチボールを意識してみてください」
A:「会話のキャッチボールですか?」
小:「はい。
質問に対して完璧な回答をすることよりも、
テンポよく会話をするために、自分でボールを持ちすぎないように、
まずは質問に対しての結論からお話をするのはどうでしょうか?」
例えば、何か質問が来た時には、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
しばらくお話をした後、電話を切る。
Aさんの熱意のある態度が思い出されてきて、
なんとか面接に受かって欲しいと心から思う。
頑張れ!!
そしてその後、
Aさんは弊社から紹介した3社の1次面接に合格。
面接のコツをつかんだのか、
Aさんは自信を持って面接に臨み、
3社中、2社の最終面接に合格し、2つの内定を獲得した。
振り替えってみると、
最初のキャリア面談から1ヶ月も経っておらず
なかなかのスピード感だ。
あっという間の1ヶ月だったな~
Aさんからメールを頂いた。
どちらの企業を選ぶのかはもう少し考えたいけれど、
家族の勧めもあり、上場している●●社を選ぶ可能性が高いです。
企業選びにあたって、アドバイスを頂きたいので、
本日電話で相談させて欲しいです。
おお、是非是非。
しばらくはメールでのやり取りだけだったので、
久しぶりにAさんとお話ができることに嬉しさを感じる。
私はAさんのことを想いながら、
内定を頂いた2社に対して、説明する内容を整理していく。
元木:「小林さん、なんかいいことあったんですか?
ニヤついてますよ 笑 」
新人マネージャーの元木にからかわれる。
ふん!
一緒に転職活動を頑張ってくれた方に「おめでとう」と言えるのは、
転職エージェントにとってはとても幸せなことなのですよ!
私はニヤニヤしながら、
Aさんに伝える内容を考え続けた。
今回もお読み頂きましてありがとうございました。
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