先日40代のAさんの転職支援をしているときのこと。
最終面接を終えたばかりのAさんから
メールが届いた。
最終面接を受けた●●社の印象がとても良く、
是非入社したいという気持ちになっているが、
今回の転職では年収UPをしたいので協力して欲しい。
はい、喜んで!
私はすぐにAさんに電話をしてみるが、
電車に乗ってしまったため、話はできないとのこと。。。
私は年収交渉については喜んでお手伝いしたい旨と、
交渉の進め方については、少し相談したいとメールした。
Aさんからはすぐに返信が届き、
最終面接の内容を参考にしながら、
年収UPを要求する根拠を送ってくれる。
1)即戦力
●●社の開発環境とAさんの経験がマッチしているので、
期待されている職務は問題無くこなせることを約束します。
2)▲▲の立ち上げに関して
面接官から▲▲の立ち上げをすると説明を受けているが、
それに対しては趣味で10年以上続けているし、
実務でも十分な経験があるため様々な知識を提供できる。
3)チームに対しての貢献
IT技術の勉強会に定期的に参加しいるし、
定期的に登壇もしているので、
チームの方をこのような勉強会に誘って、
自己啓発のきっかけを提供します。
う~ん。
具体的で、入社への意欲溢れる説明を読み、
私は思わずうなってしまう。
求職者にここまでして頂いて
結果を出せなかったらエージェントじゃない。
私はすぐに●●社に連絡を取り、
Aさんから説明頂いた情報をもとに
柔らかく年収UPの要求を進める。
求職者と一体になって交渉を進めているためか
自分が満ち足りているような気持ちになるのを感じる。
企業側はこちらの要求内容は理解してくれたが、
まだ最終結果も出ていない状態のため、
一旦持ち帰らせて欲しいとのこと。
了解です。
あとは良い結果が出ることを祈るだけ。
翌日、●●社から待ちわびていた連絡が届いた。
結果は、、、
内定。
やった!
すぐに年収を確認すると、
Aさんが希望していた通りの金額で
現年収から150万円UPの提示 !?
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
私は一旦深呼吸をしておちつくと、
すぐにAさんに内定の旨を連絡をした。
数時間後、Aさんからメールが届いた。
お世話になります、Aです。
ご連絡ありがとうございます。
ほぼ希望通りの年収で、決算賞与もありとのことで、
受諾の方向で検討させていただきます。
このご提示を頂けたのは小林様のおかげだと思います。
誠にありがとうございました。
今は舞い上がってしまっていると自覚があるので、
いったん落ち着いてから、不明点をお伺いしたり
すり合わせをさせて頂きたく存じます。
週末じっくり考えて確認事項等を洗い出して、
週明けの朝にはお伝えできるようにいたします。
入社日は●月1日を希望いたします。
メールを読み、
なんとも言えない嬉しさに包まれる。
求職者の方と一緒になって戦って
すばらしい結果を頂くことが出た。
本当に幸せだ。
まだ確定したわけでは無いので、
あとはミスをしないように、
しっかり最後までサポートしよう。
私はデスクから立ち上がり、
なんとなしに窓の外を眺める。
このオフィスから見る景色も、この10年間でだいぶ変わった。
色々なことがあったな。
しばし少し感傷に浸っていたいと思っていたが、
マネージャーの元木がデスクからこちらを睨んでいるため、
私は素早くデスクに戻る。
世の中は色々と変わっていくけれど、
今感じているエージェントとしてのやりがいは
絶対に忘れないようにしよう。
Aさん一緒に転職活動をしてくれて
ありがとうございました。
今回もお読み頂きましてありがとうございました。
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