制服も製作しています&チームワークという話。 | 政近準子リアルな服装の力を伝えるパーソナルスタイリスト

制服も製作しています&チームワークという話。

素晴らしいチームワークは、切磋琢磨の中から生まれるもの。

レスキューチームで作り上げた ある企業の【制服】の話から。

集団で取り組むことに一人ひとりが【全力】を注ぐ。
誰かのせいにしない、有効なパフォーマンスを発揮するには
大勢いても【個人能力の限界を発揮できるか】が肝だ。

うちのような、小さな会社だからこそ、よりチームワークが命綱。
その結果【他では不可能な仕事のオファー】に取り組むことができる。

かといって、無理に仲良しこよしをする必要はない。
競い合う、ということがなくなったら、後退である。
自分自身との戦いは日々当たり前。昨日の自分より今日の自分、その上で競い合える仲間がいること、教わる人がいること、これ大事。

一人起業時代ですが 私が思うに、たった一人で完結できているひとって少ないなーと。
その原因は叱ってくれる人がおらず、また一人だと責任重大な仕事はなかなかとれないだろうから、仕事の進歩が期待できない。できる範囲でしか受けられないという実態があるだろう。

へんてこりんなコンサルタントを名乗るようなひとより
企業に属し、力を発揮している人のほうがよほど参考になる意見をいただけたりする。
スタイリストも同じこと。今の自分の力量を客観視でき、目標の持ち方も 個人の夢レヴェルではなく 社会貢献まで考えることができるようになる。
チームを持つ人間はやはり強い。二人以上の仕事は何十倍にもなるが
一人は一人。掛け率がない。

そんな中で仕上がった制服には沢山の壁があった。

弊社の顧客社長から制服の依頼ををたのまれ しばらくは
中村 西畑に任せていた。
しかし最初のドラフトは却下。
がんばっているから通る、というほど仕事は甘くない。

そこで私の出番。

こう見えて元大手アパレルでファッションデザイナー出身、パターンも起こしてきたし、物作りにおいてはスタイリストの十八番であるコーディネート以上に、うるさい。笑 クライアントにとって必要なものを作り上げるは
社長だからではなく、経験値的に有利だ。

これでいこう!と自身が着たい、とも思う制服案を提示。
見事に通った。

そこからは うちのスタッフたちは力を発揮する。
オーダーを始めて3年になる中村の腕はめきめき上がっているし スタイリストセンスがあるテーラーなので作り上げるものの感度が良い。
日本オラクルに10年勤務していた西畑には
OL感覚がしっかりあるので 働く女性たちの常識や求められる繊細なことのイロハが私以上にわかるところがある。中に着るインナー提案などは
西畑の経験から編み出している。
出荷の日には仲間が取り組んできた仕事を丁寧に検品し
場を盛り上げる江原や長野もいて

大仕事は無事ひとまず終了した。
完全なるメイドインJAPAN.国内の工場で仕上げていて創り手の顔が見える制服だ。

もちろん 実際に着ていただき、何年も愛用していただいた先にしか真の結果はわからない。フォローも改善もしていく所存だ。

ただ ひとまずは長い戦いの一つの結果を送り出すことができた。

私個人では、過去も大企業の制服のコンサルタント的な位置づけの仕事はやってきたが社内で完成させたのは 4度目。

画像は、その日のばたばたな様子&この企業の制服用に
考案したジャケットモデルを着た 政近。
こういうのだったら誰だって着たいと思うはず。だって
洗える、年中着れる、格好いい、楽、機能的、高級感を
全部可能にしたんだから。

私はスタッフの働く姿が大好きだ。
汗かいている時が一番格好いい。
そして がんばったね、と誇らしく思う。成長が感じられ、任せるところは
任せられるようになった。
若い人と働ける、ということ自体【未来】があることに感謝しよう。

おつかれさん!!!!!!

◆制服についてのお問い合わせは随時。ありきたりではない世界で一枚、を
考え出します。世界で一枚が会社の顔になるような制服であれば
会社はきっと活性化するでしょう。
実績としては 画期的な白衣や各ショップの制服の提案なども行っています。(近日公開)