日本人は待つ。 | 政近準子リアルな服装の力を伝えるパーソナルスタイリスト

日本人は待つ。

日本人は 待つ。
「悲しみを忘れ去るのに、
ドイツ人は酒を飲み、
フランス人は歌をうたい、
スペイン人は泣き、
イタリア人は眠る。」
というヨーロッパの諺があるが
日本人は待つのでしょう
時が忘れさせてくれることをひたすら待つような気がする。
私も、待つ。ひたすら待つ人である。
忘れよう、と誤魔化す行動もしない。
「日本人の美しさ」という話を
講演ではよくします。昨日も高崎でして参りました。
取り戻そう、「美しい装いと精神を」という話です。
メンタルと服装は非常に関係が深い。
またメンタルはその人が持つエネルギーに多いに関係する。
ひとそれぞれエネルギー値もメンタルも全く違いますが
私はもっと大きな『傾向』というものも分析している。
国、土地、環境。
生まれ育ったルーツこそ、服装とは切っても切れない
傾向があるものだから。
日本人の辛抱強く真面目で繊細な国民性は
海外で暮らせばよくわかる。
しかしそのような精神性も失いかけている今
取り戻そう、と思う気持ちは強い。
ただ過去に戻るわけではない、現代の傾向も踏まえたうえでの
新しき方法を探り続けている。
その活動の一つが装力教育である。
信頼が強かった日本人は、いつの間にか日々
不信感の中で過ごすようになった。
色々な意味で。
信頼の上に成り立つ服装や所作という概念。
服装は相手へ示すリスペクトでもあるのですから。
不信感のなかで人が生きれば
子供たちの未来に、大きな影を落とすだろう。
取戻し、進化させていく。
画像は川越にて。激写byシンセカイ