ステーショナリーこそ、センス。 | 政近準子リアルな服装の力を伝えるパーソナルスタイリスト

ステーショナリーこそ、センス。

『 愛用 』


~ ステーショナリーこそ、垣間見えるセンス~
パーソナリティーを大切に、上質を知る。

...

結構おしゃれで気が利いたファッションに身を包んでいる人でも
ステーショナリーで 「がっかり」 という印象に陥る人は多い。


もちろん 見せびらかす、ひけらかすものではないとはいえ
ここぞというときに、それ? となるのは
あまりにももったいない。


高校生が使っているようなジャンクなボールペンだったりすると
服装がしゃれていれば、余計にアンバランスが目立ち、
かといって、ステーショナリーだけが高級だったりするのも
なんだか変だ。




また、最近ではメールばかりになってしまった世の中、
たまに手紙をいただくと嬉しいものだが
その文字が筆書きだったりすると感激する。
そこまでではなくとも、万年筆の文字の味、そんな哀愁を感じられたら
ドキドキしてしまうだろう。



私は書をしたためるので
万年筆も、その感覚に近いものを愛用している。

セーラーの 「蒔絵万年筆」
20年間愛用。
主人からのプレゼントだった。
加賀蒔絵作家: 二代目 大下香仙 の蒔絵作品は
美しく古典的な柄が多いが
このバラは、非常にモダン。現在はすでに売られておらず
プレミアムな柄ともいえる。



モダンな赤いバラは、プレゼントしてくれた主人から見た
私のイメージだったんでしょう。
パーソナリティーも大切にしたステーショナリーを、長く愛用できたら
それは ファッションで着飾るよりはるかに
上質な御洒落なのかもしれません。