自然界を敬ってこその人間界 | 【奇跡の祈りで世界平和へ】天宮玲桜公式ブログ Powered by Ameba

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【自然界を敬ってこその人間界】
 
「その木は切ってはならぬ」
 
静かに、そして深い声で伝えた曽祖母。今は亡き曽祖母は、九州の田舎、山奥の奥に居を構えるシャーマン。神の言葉を伝える者。神の意志を伝える者。その曽祖母のもとには 噂を聞きつけた人たちが全国から集まり、お尋ねの場所となっていた。
 
ある時、地域の開発のために「木」を切っても良いか、というお尋ねがあった。「〈絶対に〉その木は切ってはならぬ」そう伝えた曽祖母。失敗もまた人生の味わい、そんな大らかな慈愛溢れる曽祖母だったために、〈絶対に〉という言葉は 命に関わるとき、またはそのことで大震災が起こるとき、にしか使うことはなかった。使わなければ人は 神の言葉より我がこころを優先させる。そして失敗する。それもまたよし、というのが信条だったのだ。その曽祖母が使った〈絶対に〉という言葉。〈災いが起こるぞ〉そう伝えた者もあったが、開発をする側の意見が優先されることとなった。お尋ねは慣例として行われたにすぎなかったのだ。そして その「木」が切られた夜、地域の家畜たちに異変が起こった。牛の角が馬の腹に突き刺さり、互いに死の道へ。そして人々にも病が流行り、地域は混乱に陥った。
だから切るなと申したのに。とき すでに遅し。そうしたことを目にし耳にしてきた者たちは、御神託をしかと聞き 受け入れること、それを知っている。
 
理由は不要。根拠も不要。そんなことを知り、理解した上で聞き入れるのではない。御神託とは そのものをそのままその瞬間に ありがたく受け取るべきもの。なかなかそうはできない。でも それがこころからできるようになったとき、人は自然界の力、神の力を我が力と合わせ 人生を謳歌できるようになるのだ。
 
自然界を侮ってはいけない。つまりそれは 「こころの世界」。
こころは確実に存在する。でもそれを見る事はできない。だから人は そのこころを「無」として扱うことがある。自分のこころを無にし、相手のこころを無にし生きることは、こころを粗末に扱っているということ。それはいけないことだと気づきのきっかけ=悩み、迷い、病気・・が起こる。
 
今 あなたにはどんなことが起こっているだろう。
そしてそこにはどんな御神意があるのだろう。
御神託は 宇宙のように深く、大きな慈愛と共に降りてくる。
だから心配せず、恐れず、受け取ってみよう。
 
天宮 玲桜