デジタル呼出周波数 | アマチュア無線局JM1MKRのブログ

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今週末も自局のエリアはとても過ごしやすい気候でしたが、シャック内にて7MHz、430MHz、1.2GHzで遊んでいました。

 

いつも430MHzと7MHzの2バンドをワッチしていますが、これだけアマチュア無線局が減少したにも関わらず、430MHzは昔も今も変わらずお行儀が悪いようです。

 

特に433.00MHzの呼出周波数(メインチャンネル)では、コロナ禍で出現した〇〇ポリスの如く、「ここはメインだよ!」とか「CQが長いんだよ!」、「ハッキリしゃべってよ!」等々、文句を言う側はコールサインを送信しないで他局の揚げ足取りをする人が昔からいます。

 

先日は、430メインでDV(デジタルボイス)モードのお相手を募るCQをアナログFMで送信した局に「メインでデジタルの相手を探すな!」と文句を言っていた人がいました。

 

たしかに、JARLが公表しているバンドプランではデジタルの呼出周波数は433.30MHzとされていますが、あまり周知されていないのか433.30MHzがアナログFMで使われており、呼び出し不可能な事が度々あります。

 

アマチュア無線のバンドプランは無線局運用規則258条の2で法制化されており、バンドプランに従ってCW、SSB、FMといった電波の型式やFMでの連絡設定周波数(=呼出周波数=メインチャンネル)を守らなければ電波法に触れます。

 

 

しかし、デジタルの「呼出周波数」までは法的拘束力はないため紳士協定的に運用されてきました。

 

ですから、

・ 433.00MHz(メインチャンネル)にてアナログFMを使いDVモードの相手を募るCQ。

・ 433.30MHz(デジタル呼出周波数)にてアナログFMでの通常交信。

のどちらも違法ではないので、ややこしい事になっています。

※433.30MHzはデジタルのために是非開けておいて頂きたいです。

 

430メインで不届き者が無変調を出している最中に「まったく、無変調だな~」と被せて送信している場面に遭遇すると、どちらもいったい何がしたいのか?と色々と考えてしまいます。

何でも法制化すれば良いとは思いませんが、、、