先日、ニューカマーの局長さんから、アマチュア無線の交信に用いるフォネティックコードについてのご質問(ご相談)を受けました。
習ったことのない、聞いたことのないフォネティックが交信の中で飛び交っていて、コールサインがさっぱり聞き取れないというお悩みです。
これは、JARD HAMtteでも何度かご相談がありました。
結論から先に言いますと、フォネティックコード(通話表)は、電波法に基づいた総務省令の無線局運用規則で定められています。
では「通話表」とは何か?
昔、息子が受講した3アマ講習会の教科書にも書いてありました。
■欧文通話表
■和文通話表
アマチュア局であっても、通話表の通りに送信することが大原則です。正しいフォネティックを送信しても相手局が認識できない場合は、地名・人名で表すなど別の表現を使っても良いとされています。
他のニューカマー局のお悩みは、
お相手局(OM氏らしい)が「ジョージ、ジョージ」と連呼しているので、ジュリエット(J)ですか、ゴルフ(G)ですか、ズールー(Z)ですか?と聞き返したところ、「ジョージだ!何故分からないの?」とキレられたとの事。。。
これでは折角始めたアマチュア無線が楽しくなくなってしまいますね。
1エリアで430FMの交信を聞いていると、ニューカマーらしき各局は、きちんとしたフォネティックを使いこなしているようですよ。
でもこの間、タヌキワッチしていたら【田んぼの「た」】も聞いたような。
しかもアマチュア無線歴〇十年っぽい(?)コールサインで、、、
ぃゃ、聞いたような気がするだけかな?
自局が夢でも見ていたのかも知れません。。。
余談ですが、プロの無線通信士の無線従事者試験には上記の「通話表」を用いた電気通信術実技試験(送受信)があります。
ジャック(J)、メアリー(M)、ワン(1)、メキシコ(M)、ケンタッキー(K)、ラジオ(R)では100%不合格です。