1月19日にここストックホルムに到着してから、はやくも1か月が過ぎました。慢性的な住宅不足でなかなか家が見つからず、相変わらずビジネスアパート住まいです。コロナ禍でテレワークが浸透して広い間取りの需要が高まったとかで、さらに物件は少ないです。どこの国もニューノーマル下の傾向は同じですね。家財を乗せた貨物船は遅れ気味で、4月中旬にストックホルム入港予定。ゆっくり家探しします。
さて、着いてから2、3日はよかったんですが、それからぐんぐん気温が下がり、以来4週間、一度も気温がプラスになりませんでした。マイナス16℃なんて初めて体験しました。帽子、手袋なしで過ごしていましたが、いつしか小指と薬指がカチカチに。凍傷になりかけていたのかもしれませんね。慌てて市内のユ○ク○で帽子と手袋を買いました。この時期の太陽は、仰角10度ちょっとのところを控えめに動いていきます。ものすごく低いです。
すでに色々なブログなどで紹介されているので、まあ珍しくもない話なのですが、やはりストックホルムに住み始めて驚いたこと、感心したこと、気になることを記しておきます。
◉ 物価が高い。覚悟していたとはいえ、そもそもの値段が高いし、消費税は最大25%‼︎ ちょっとは安いかと思った中華料理店でチャーハン、麻婆豆腐、肉野菜炒めを食べて二人前9000円!もう怖くて外食できません。
◉ 現金が使えない。生活のほとんどの決済がカードかオンラインです。現金お断りの店も少なくありません。それでも「なんとかpay」が乱立することなく、整然としていて慣れると楽です。なので最近は財布には20クローナ札2枚(500円)しか入っていません。
◉ 公衆トイレは男女一緒。商業施設、駅などのトイレは基本的に男女兼用なので、中に入ると男女が交互に順番待ちで並んでいたりします。これがなかなか慣れません。ちなみに個室のみで、男子小用はありません。
◉ 公衆トイレは基本有料。1回70円から130円くらい取られます。入口でカードを挿して払うか、コインを使います。基本、カード決済の国なので、コインの確保がまた難しい。
◉ 酒が自由に買えない。スーパーなどで買えるのはライトビールまでで、普通のビールやワイン、その他の酒は政府直営の酒類販売店に行かないと買えません。近くにこの店がないと買い出しが大変。いっとき国中に増えたアル中対策だとか。
◉ エスカレーターの表示。「上り」「下り」ではなく、「上る」と「上らない」、「下る」と「下らない」。まあ、確かにそうなんですけれどね。
◉ 信号のない横断歩道では99%以上の車が止まって歩行者に譲る。海外に住むたびに日本の著しく高い「止まらない率」を感じていましたが、やはりスウェーデンも「止まる」方の国でした。止まらないのは路面凍結で急停車する方が危ない時くらい。どうして日本は止まらないんですかね。ものすごく不思議。
(ノーベル賞公式晩餐会が行われる市庁舎。本来なら観光スポットなのに人影はまばら。)
コールを取得したまではよかったですが、ハンディ機すら船荷に入れてしまったので、無線の方は全く進展がありません。仮住まい近くの科学博物館屋上にクラブ局SKØTMのアンテナを見つけたくらいで、これまでのところ街中でも郊外でも一向に無線アンテナに巡り合いません。やはり先進国首都の街中で無線をやるのはかなりハードルが高いです。またモービル移動専門になるかも。


