インドがガンジス川の水流を堰き止め、パキスタンと全面戦争に突入との事。我々がこの四半世紀で得た「テロに対して国家的自衛権で反撃してはならない」という教訓に逆行するインドを非難する。

モディ首相は強権で進めてきたカシミールの実効支配を弱めるべきだ。モディ政権のグジャラート水竜信仰のガス抜きとしてのカシミール支配は元々政略であり、軍事合理による裏付けが弱いと言わざるを得ないからだ。

まだ間に合うと思うので言うが、両国は核兵器を突きつけ合うのではなく、政治力学の思考実験でこの戦のリアリティを充足させるべきだ。それがロシアに対する牽制にもなる。

インドはソ連亡きいま世界一のチェス大国であり、パキスタンは格闘ゲームで世界一強い。ここは「チェス・ボクシング」の国家代表をそれぞれ選出し戦の帰趨を決してはどうか。

ちなみに私は2D格ゲーの雄「侍魂・斬紅郎無双剣」で柳生十兵衛(二刀流の公儀隠密)の反撃技だけでラスボス斬紅郎(Lv8)に完勝した事がある。カウンターは敵が強い程モーションが分かりやすいので決まりやすいからな。チェスもまた然り、相手が強い方が確率変動と学理錬成による心理戦「盤外の因果律の乱れ」が決まりやすい。

「小競り合いが平和だ」とクラウゼヴィッツも『戦争論』の冒頭で述べていた。破壊係数の小さい偉大な思考実験を所望する。

jleo0802