民法判例集を紐解いてみたが全く読む気が起きない。国際法・刑法・憲法・行政法・国際私法は読めるが、民法が全然読めないのでは法曹にはなれない。

なぜ民法の学習効果が上がらないのかを考えてみると、日本民法の権力構造にコミットしていない(というか無視している)私の生き方に根本的な問題があると言わざるを得ない。

日本の私法領域に橋頭堡を築く事についてアリバイすら擬制していないで法曹になろうとした事自体が政治的な過ちであったと言えよう。

さて、民法を効率的に勉強するためにはいわゆる「過去の自分」を完全にあの世逝きにしなければならない。しかしそうしてしまうと、私の愛刀として育成してきた妻との親和性が崩れて変化してしまうため、離婚の危機が訪れてしまう事にもなりかねない。

妻を愛刀として愛でる事と民法との親和性を獲得する事とを上手くバランスを取る事が出来れば良いのだが、色々横槍が入ったり民法の勉強時間を確保出来なかったりしており、刀の胚胎する暴力性も相俟ってなかなか思うように出来ない。

廃刀かリーガルマインドか。それが問題だ。