事業計画書                文責:遠山玲央
事業内容:お見合いサークル


コンセプト:20世紀国際政治は、アメリカ合衆国率いる資本主義陣営とソ連率いる社会主義陣営による命をかけた政治闘争、もとい『お見合いサークル』だったのではないか?


解説:少なくとも20世紀日本社会の天皇制的メカニズムに基づいた恋愛模様は多分に国際政治の影響を受けていた事は確実であり、それを介して思想的エートスとして日本が世界情勢に指針を提供した事が多々あったと考えられます。つまり20世紀日本の恋愛模様が政治合理で恋愛するお見合いサークルだったとするならば、20世紀世界政治は日本主催の政治合理で恋愛する国家的なお見合いサークルだったのではないか、という逆転の発想です。


その着想を得た時に日本の市井における政治合理(政治家がやる政治ではなく、人々が日常生活で行う生政治)を糾合して恋愛条理のもとに統合すれば、我がレオサークルにおける恋愛模様と世界政治における外交事象のリンケージ、すなわち子作り(人口を増やす)と戦争(人口を減らす)のリンケージを現実のものとする事が出来るのではないかと思いました。


日本の天皇制メカニズムは本来日本の家政オイコノミコスと世界政治グレートゲームをリンクさせるメカニズムとして機能してきたと考えられ、そのメカニズムを独自に組む事が出来れば人類人口を制御する事ができます。具体的には日本においては少子化問題を解決し、世界においては人口爆発問題を解決する処方箋を提示する事が出来るでしょう。


このアイデアに沿って社会的問題の解決に奔走するNGOあるいは民間政治会社を立ち上げます。実質はお見合いサークルですが、世界政治を語る組織である以上政治的団体としての外観を備えていなければいけないのは諸外国においては常識です。


日本には非政治的な外観をした政治組織が多すぎます。それにはそれでメリットがあるのでしょうが、思い切ったお見合い恋愛をする上で政治合理を前面に掲げるのは逆に大きなアドバンテージがあると考えます。乙女心とは政治合理の集積(私の名付けによると『ヤマトナデシコの大和機関』)であり、その内蔵する政治合理を吐露して自分に正直になる機会を女性達に提供します。男性側は乙女心が内蔵する政治合理に対抗する限りにおいて政治合理を振りかざし、女性達の本音を摑むことでカップル成立マッチングとなります。


ゲームをする上で必要なのは、整えられたルールと最高権力としての審判者です。その2つが揃えば、国家の戦争だろうが、一世一代の恋愛だろうが、きっと上手く行きます。


サークル運営は政治力の実力主義を採用します。当初は私・遠山がルール設定と審判者を務める事になるかと思いますが、政治合理に基づいてその座を求める者があれば陰に陽に対応し、政治闘争の結果としてあるいは交代する事をシステムとして備えている約款を立案・策定する予定です。なお、会員がマッチング成立後も所属し続けてサークル名義で様々な活動(政治活動含む)を行う事は妨げないつもりです。