「政治哲学史講義1・2/ジョン・ロールズ」を早稲田の生協にて7500円で購入して読んでいる。

ホッブズ・ロック・ルソー・カント等を扱った講義録であり各思想家の原典の読解が足りない私としては興味を惹かれたが、ところどころに挿入されているロールズの私見が目障りというか不快ですらある。

例えば「政治哲学の結果は個人の責任ではなく論理の責任である」といったロールズの言説は、政治の適用面での現実を知らない馬鹿馬鹿しい発想である。個人責任を放棄した政治などは革命で破壊される対象に他ならない。

「正義論」「公正としての正義」「公正としての正義・再説」などをざっと読んでみたが、ロールズの頭の悪さに辟易させられた事しか覚えていない。全くロマンが感じられない上に訳がわからないキーワード(「無知のベール」等)を多様する彼の言説は、秀才にはウケるのだろうが私のような非秀才・天才型の人間には全くピンと来ない。

それは例えばヘンリー・キッシンジャーの本にも共通しており、アメリカの高等教育は秀才を生み出すのは得意かもしれないが天才は育たないという観念を新たにした。

どうせ、名前がロールズだけに「役割達」というアイデンティティーで日々生活していただけだろう。

結論:秀才が天才ヅラするのはやめてもらいたい。学徒を惑わすな。

jleo