イラクで爆弾テロや襲撃があり、80人余りが死んだらしい。

イラクでのテロの犠牲者数から考えると一部に過ぎないが、日本のニュースでイラクでのテロが報道されるのは、私がイラク戦争に言及した際にそれに呼応して起きたと思われるテロと考えられたからであろう。

イラク戦争についての私の理解が誤っているのをテロリストがたしなめているのか、あるいは私のイラク戦争についての言及に反射的に呼応しているのか、あるいはただ単に私のイラク戦争についての言及を口実にして政治的ストレスを解消しているのかは不明である。

イラク戦争は稀代のドシロウト大統領・ブッシュジュニアの政権が行った例外的な戦争であり、暴力が表出しないようにする根回しが絶望的に足りない上アメリカ合衆国が行って来た歴史的根回しを自らキャンセルした、世界史上に残る政治的愚行である。

シリアはそんな事にはなり得ないと考える理由は、オバマ大統領が良くも悪くもアメリカ大統領が板についてきたからである。暴力を表出させない根回しとアメリカの歴史的根回しを受け継いでいく気概と政治的手腕をオバマ大統領には期待したい。

結論:世界がイラクとシリアを同列に論じる事は、中東を単純化してバカにしている事に等しい。

jleo