「五輪の書/宮本武蔵」を精読した。

私の戦略思考の変遷において、孫子>マキャベリ>クラウゼヴィッツ>リデルハートと来てそこから核兵器=刀へと飛躍するミッシング・リンクを埋める、日本・江戸時代の剣豪による剣術指南書である。

例によって要点を抜き出し、「私」の観点から再構成してみた。剣術が戦術のみならず戦略のメタファーになっている事に気付けば、戦略論に剣術を交えるのはごく自然な事である。

宮本武蔵は二刀流なので、太刀と脇差しを珮かない(武士がいない)現代では剣術書としては余り役に立たないが、精神論というか思想書として改めて定義し直し晴れて「「私」の戦略論」にお目見えした。

同原稿はまだ55000字しかないのであと3万字は加筆する必要があるが、一通り私の蔵書で使えそうな戦略論は盛り込んだので、コンセプトを変えないと書籍化できない。

ブログの内容を再構成して掲載する方向性である。

jleo