アメリカ3

アメリカで丸腰の黒人を射殺した白人の男が無罪となり、各地で抗議行動が起きているとか。

詳しいニュースは日本では流れていないが、世界思想的問題ではなくあくまでアメリカのローカル問題である。

殺人が無罪となるためには正当防衛などの違法性阻却事由が必要であるが、それが「白人が黒人を殺す」というシークエンスに求められるならそれは裁判所として判断を停止したに等しい。

アメリカには伝統的な因習がまだ生きており、頭が古い。本質的にイノベーショナルな国家ではなくなったのである。ネオコンの魔法が解けてただの頭の古いおっさんになったが如く。

私が「もう大概にせんか、裕仁」のスローガンで日本を昭和の呪縛から解き放とうとしているように、アメリカを20世紀の成功体験の呪縛から解放する大統領の登場が待望される。

次のアメリカ大統領選挙で誰が当選しようとも、私はアメリカ大統領の職務を上記の意味で実質的に兼務する事になるだろう。

一時期「アメリカは人種のサラダボウル」という表現が流行ったが、アメリカは人種のサラダボウル(調和の取れたごたまぜ)ではなく、人種のサラダオイル(放っておくと水と油に分離)であると言わざるを得ない。

と、「言葉のサラダ(精神障害の一症状)」と一時期診断された事のある私に言われてアメリカはどんな気分だ？

結論:「言葉のサラダ」に「人種のサラダオイル」をかけて召し上がれ。。

jleo