「戦略思考の技術/梶井厚志」を読了した。

戦略つながりでゲーム理論の入門書を購入したわけだが、中身はキーワードの誤解(主に事象のベクトルに関する誤認)と変に現実感のある実例ばかりの、取り立てて役に立たない駄本であった。

何故これほどまでに役に立たないゲーム理論の本があるのか、ゲーム理論自体が役に立たないものなのではないかという疑念が涌いた。

そもそも議論の前提として、経済現象にゲーム理論を適用するという手法に違和感を覚える。ゲームとはグレートゲーム、戦争こそゲーム理論が分析し適用されるべき事象であると想う。

経済ゲーム理論よりアマルティア・センの厚生経済学の方がまだ解りやすい(皮肉)。

結論:この本の著者は統合失調症のケがあり、それが嫌な方向に作用してゲーム理論の面白味を奪っている。平たく言って入門書として失格であろう。

jleo