新たな核兵器削減の宣言を出すオバマ大統領は、核兵器削減には核兵器という存在を肯定している合理を解放してからだ、という私の言を忘れているようである。

具体的には、私が核兵器の使用条件に挙げた「歴史的正統性(露)」「資格(英)」「経験(米)」「天の時・地の理・人の和(中)」「技術(仏)」がそのまま反対に作用し、核兵器の存在理由となる。

私はオバマ大統領に、下手な核兵器削減は五大国の機構と国家理性を敵に回すと警告する。アメリカの軍産複合体などという生易しい敵ではない。

私はオバマ大統領との個人的信頼関係と五大国の国家理性との親和性となら、後後者を選び取る。それが真の刀遣いとしての矜持だ。

オバマ大統領の核兵器廃絶はノーベル平和賞を受賞してしまった事もあり後には退けない。私は刀担当アメリカ大統領特別補佐官として、オバマ大統領の後顧の憂いと闘う事にする。

結論:核兵器廃絶結構。だが私は核戦争よりは核軍拡競争を選ぶ。

jleo