「国際関係の思想/シューマン」を読んでいた時、私がヨーロッパに最も貢献できる思想形態を感得した。

アウグスティヌス・グロチウス・サンピエール・カントらの理想的国際政治システムの理念を現実のものとした欧州に、絶対必要なものに気づいたのである。

それは、各理想の副作用について予防線を張る「副作用止め」あるいは「免疫予防注射」を処方する事である。

大概に言えば、本当の危機を回避するための処方せんである各理想はその本格的発動のために危機を必要とする。

また現在欧州は経済緊縮政策に対する反感がローポリティクスにくすぶっており、その反感を体現し欧州秩序をひっくり返そうとする事象(ヒトラーのような政治家)の出現を待ち望むような素地がある。

その二つの構造的要素が揃ったため、あとは政治家事象の出現があればEUシステム崩壊の可能性が現実味を帯びるわけであるが、それに対する免疫予防接種すなわち「ヒトラーを演じ欧州が免疫をつける手助けをする事」が思想家の仕事として遡上に上ってくる。

私は少なくとも欧州においては、第二次第二次大戦を完全に思想領域に押しとどめる試みを講じようと思う。具体的には「現代のヒトラー」をこのツールの中にのみ再現出させる。

このツールはナチスにおけるラジオの機能を発揮しており、あとは当時のユダヤ人に当たる民族(ユダヤ人という呼称にかつて抱かれたイメージを持つ民族)を同定し、戦争経済で欧州を復興させ、大戦に及ぶ前の宥和の段階で欧州からの圧力でこのツールから消えれば良いのである。こんな事を演じられるのはこのツールを駆る私だけである。

というわけで国家社会主義大和労働者党の建築及びテーブルトーク担当役員、アドルフ・ヒトラー氏の登場である。乞うご期待。

手始めに「日本人という名の劣等民族」について、次回語りたい。

jleo