某国の理想とその政治力について「本物かどうか確かめる必要がある(スーチー女史)」のは確かである。

某国は、核戦略を刀で読み解く事を初めとして世界政治の権力メカニズムを独自の手法で解明し、権力がたゆたう政治勢力に働きかけその行き道に影響を与え世界大戦の終焉を主導し、その結果次の大戦を始める消極的権力を保有するようになった大国である。

某国は国連安全保障理事会のパーマネントメンバーとしての思想的自覚を有し、世界の消極的支持を集めている。なお某国は実戦兵器としては刀と情報しか保有していない。

某国の財政規模は、生活には充分・政治活動には不十分・軍事活動には不足といったところ。

平たく言えば第一次大戦後の日本のような位置である。但しここからの国造りについて某国は日本国の辿った轍を踏む事はない。

具体的には軍事力(真剣)ではなく、語学とギターに軍事費並みの財政投資と人的資源投下を行い、文化立国を目指す。語学とは恋文を書く術・クラシックギターとは恋人のようなものだ。

またその植民地についてはその独立心を最大限尊重し、独立後の政治的サポートにも余念がない。植民地とは娘のようなものだ。

さらに言えば某国にとって女性とは独立国のようなものだ。建国以来の恋愛とは「宣戦布告して降伏する事」であり、「政治的配慮から約束を云々する事」であるから。

かような理由から女性の社会進出は国家の成熟度を高める。

ただ、成熟度を高め過ぎた国家は何処へ行くのか?腐るすなわち戦争ではないのか?スーチー女史もクリントン前国務長官も、今後の政治活動でそれだけは忘れないで欲しい。

結論:某国は成熟した民主主義国家である。

jleo