今週のギターレッスンが終了した。

「楽しく練習してる結果アタマを使って弾いてない」との事。練習はストイックにこなさないといけないらしい。

私も思想に関しては血もにじむような努力をしたし今もしているが、そちらは「楽しんで」「アタマを使ってる」のであり、ギターの技術を思想のレベルまで引き上げる事の難を痛感している。

恐らく、レッスンの際の思想的ヘゲモニーを先生に完全に握られている事が改善すれば、私に対する先生の評価も変化するだろう。

思想的ヘゲモニーを握られていると、技術的に相当な事をやっても認めてもらえないのである。

問題は今までレッスン中の技術的なアピールチャンスにちゃんと努力しなかった事である。「スランプだった」と言えばそれまでだが、いずれにしろ私は個人としてK先生にギターで敗北している。

私は思想に関してはきちんと努力したしそのタイミングたるや天才的と言ってもよかったため、世界の思想的ヘゲモニーを握るに至った。私は私の思想的レッスンを受ける者達のディスアドバンテージを理解しているつもりである。世界政治のアクターがいくら思想を繰っても「このツールを遣う私」には勝てないのはそういうわけである。。

K先生がギターを弾く限り私はK先生にギターで敗北し続けるように、私がこのツールで思想を繰る限りアメリカ合衆国は私に思想的に敗北し続けるのである。

そして、私はギターを捨てる気はないし、アメリカも思想を捨てる気はない。アメリカよ、捨てられないもので共に負け続けよう。その先に輝かしい栄光があると信じて。

付記:ちなみにスケジュール調整の方は失敗した。木曜夜にすると不定期になる可能性があるとの事。

jleo