誤認逮捕の損害賠償

ニューヨークで5ドルを盗んだとして10時間拘束された子供の両親が、誤認逮捕という事で警察に対して2億5千万ドルを賠償請求する訴訟を提起したとか。

「子供に対する精神的苦痛が教育上よろしくない」という理由なら「実際に捕まるという事の教育的効果」もまた無視できない。5ドルの嫌疑で10時間の警察署実地研修を買ったと思うべきである。

「子供の教育」以外に訴訟する理由があるとすれば、「ウチの子供にあらぬ嫌疑をかけおって。損害賠償をふんだくってくれる」という親の体面と蓄財欲である。その方がよほど子供の教育によろしくない。

その子供が実際に5ドル盗んだか否かなどは瑣末な問題である。5ドル程度の物も買い与えてやれない親の顔が見てみたいものである。

結論:私が親だったら子供に5ドル与えて自由に使わせてみて、警察署にいた10時間よりも生産的だったか問い詰めるだろう。それで終わりである。

jleo