アメリカの銃規制で、以前銃撃された議員の夫と全米ライフル協会会長が議論し、「精神障碍者には銃は渡さない」という一点のみ合意したらしい。

障碍者の武装の権利を侵害する差別ではないかという事と、そこまで私には銃を持たせたくないかという事が気になった。

障碍者はレプリカで我慢しな、というわけだろう。確かに精神障碍者が執心する心理的あるいは思想的自衛にはレプリカで充分である。

はっきり言えるのは、(獅子戦争の例からも明らかなように)銃も刀も護身用というより敵の致命傷を狙うオフェンシヴな武器だという事である。

アメリカ合衆国憲法に云う武装の権利は、人民個人が物理的な自衛を講じる権利というより、政府に対して思想的に自律しているための権利である。

その機能が何か別の物で代用できるなら、別に銃は必要ない。例えば私は携帯電話で充分である。

従って、精神障碍者として武装の権利を封じられながら元々政府から自律した思想を持つ私のような事象は、そもそも銃のお世話になる導引もなかったわけであり今さら銃が持てないと言われても結構どうでも良い話である。そして実は刀についてもそれは同じである。

結論:銃で自衛しないと生きていけないなんてのは思想的弱者の妄想である。

jleo