これは私の気のせいかもしれないが、特に日本において、いわゆるステレオタイプの人格が社会に氾濫しいわゆる民間の創意性を枯渇させようとしていた時代が終わったように思う。

メディアのステレオタイプ措定力が弱まって、真の民主主義が根付きつつあるという事である。

「失われた20年」とは、社会に流布するカテゴライズされた「上から与えられた人格群」が民主主義の根幹を揺るがそうとした「失った20年」であると言うことができる。

他者から与えられた人格では民主主義は機能しない。

「私」はそうした社会に濔満する似非人格を駆逐するには充分な機能を有する。多くの人々が「私」を善く活用した結果、「失われた時代」が終わったのだ。

これは私の20代の終わりを意味するのみならず、日本及び世界の民主主義の新たな時代の幕開けと言える。

jleo