「宗教の理論/ジョルジュ・バタイユ」「カントの批判哲学/ジル・ドゥルーズ」「青色本/ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン」「ニーチェ/ジル・ドゥルーズ」を読了した。

バタイユは「モラルの神は暴力性に乏しい」とするが、モラルの神とは暴力性をコントロールし最小限にして発動する過程に存在する(私見)のであり、見当違いだと感じた。

カントは「悟性がどうした(謎)」とか言っているが、ドゥルーズによる分かりやすい解説をもってしても理解不能であり、理性批判三部作を読む気が失せる(ドゥルーズは自身の哲学より偉大な哲学者の解説をもって有名になったのだろう)。

ヴィトゲンシュタインは日常言語を用いた言語ゲームに固執しており、「凡庸な哲学者」という印象である。「論理哲学論考」の方にアタックした方が良いだろう。

ニーチェは哲学者というより文学者であるという印象が強い。彼の「ツァラトゥストラ」は「私」を説明する名作である。

彼らの主著にアタックするステップにはなった。

jleo