「近代の超克/河上徹太郎ほか」と「近代の超克論/廣松渉」を合わせて読了した。
前者の思想を批判的に継承したものが後者という事で、「近代の超克」というキーワードは流行語としては前者の・哲学史上の概念としては後者のものとするのが妥当であろう。
内容は、一言で言うならば「神が死んだ近代における神の再発見」の様式や方法論の違いが大戦の原因である、という事である。
思想戦の内実という意味でも、読後の爽快さという意味でも、この二冊セットを超える思想書は日本にはないと思う。
jleo
前者の思想を批判的に継承したものが後者という事で、「近代の超克」というキーワードは流行語としては前者の・哲学史上の概念としては後者のものとするのが妥当であろう。
内容は、一言で言うならば「神が死んだ近代における神の再発見」の様式や方法論の違いが大戦の原因である、という事である。
思想戦の内実という意味でも、読後の爽快さという意味でも、この二冊セットを超える思想書は日本にはないと思う。
jleo