チャベス大統領は、自らの人生の幕引きに(ゲバラのように)殉職を選んだのではないか。

本当に民の事を考えているなら、(キューバ・カストロ元議長のように)後継者を立て後進に道を譲るべきであった。

観念的総体としての国民の意思に縛られる事を選んだチャベス大統領が、思想家や真の個人主義者の意思を無視しベネズエラをミスリードしないか私は懸念する。

少なくとも「反米」というスローガンはアメリカの覇権亡き今にあっては思想的バイアス(視野狭窄)の元であるし、南米のprinceではなくベネズエラの大統領である事を選んだチャベス氏当選の世界思想的インパクトはすでに余りない。

氏の再選は、スーパーハイポリティクスにおいてもスーパーローポリティクスにおいても、「チャベス?そんなのいたな。」という反応を私から引き出すだけである。

チャベス氏はベネズエラ国内のミドルローと南米のミドルハイにおいて限定された存在となる事を選んだわけであり、世界思想家たる私の立場からすれば誠に残念である。

まぁ、当選おめでとう。保身と強権にはご注意を。。

jleo