アサド大統領は政権からの離反者を「組織の純化だ」と言い切ったらしい。

組織の純化に必要な戦争はあるとする私の考えと基本的に同じであり、違いはアサド大統領が実戦レベルでその指揮を執っているのに対し私はシミュレーションレベル・思想レベルでその指揮を執っているというだけである。

シリア軍が敵国戦闘員ではなくシリア国民を攻撃しているのは問題だが、国家理性が統合失調した場合国家による殺人は正当化されるのであり、またアサド大統領の実感としてシリア国民の平和ボケがシリア国家の国家理性を統合失調させた、という事があるのだろう。

で、シリア危機をどう終わらせるかである。

ここで我が「憲法九条プラン」によれば、「敵対国各国内の認識が統一された事をもって両国政府に戦争を停止する義務が生じ、それに従わない場合政権転覆もあり得る」という事になっている。

それをシリア内戦に適用すれば、「シリア国民の意思が統一されアサド政権の内紛も止んだ時に戦争を停止する要請が働く」という事になるだろう。

また「それ以後の戦闘行為はゲリラ戦によって行われる」とある。シリア国民はアサド政権軍とゲリラ戦を展開する正規軍を持つべきである。

よって、反政府側の流れとしては反政府軍立ち上げ>ゲリラ戦展開>シリア国民の意思統一を図る>戦争終結を模索、となるだろう。

その場合に反政府側とアサド政権側で終戦の折り合いがつかなければ、今度こそ政権転覆を伴う殲滅戦である。

「それは避けた方がよい」と(私の言に耳を貸しているらしい)アサド大統領には助言しておく。

jleo