「再生産について・下/ルイ・アルチュセール」を読了した。

上巻で振りかざした「国家のイデオロギー的装置」という概念を乱発している感が否めず、AIE概念のインフレ化に思いを致すべきだと感じた。

万能の理論的モデルは、適用場面を限る事によってのみ理論的に万能である性質を維持できる。私がGPA理論で日本国政界に打ってでないのはそういう事である。

私の思想行動は、あくまで人民個人レベルでの日常の潤い・世界政治レベルでの潤滑油であるべきで、日本のミドルポリティクスは畑違いでありお門違いである。

その証拠(論拠)としては、アルチュセールは各種AIEを列挙し分析しているが「経済的AIE」とは言っていない事に触れれば充分であろう。

jleo