私はオスプレイ配備に関してアメリカを罠にはめた格好になっている。

対中新冷戦を唱導しておきながら世界政治的に対中戦争は時宜を得ないとしてオスプレイ配備に反対しているのがそれである。

この点私は、対中新冷戦は国際政治的弱者である日本の頭越しにやるべき(弱者への波及は避けるべき)であると主張したはずであり、またアジア列強との技術協力の項でも「これ以上の軍拡は思想的にバックアップできない」としたはずである。

従って、対中新冷戦唱導とオスプレイ配備反対は矛盾しない。

アメリカはそうした機微が理解できないだろうがそれでこそアメリカであり、局限すれば私の存在価値もそこに存する。

世界は概ね正しく(just)回っていると言える。

jleo