アサド大統領とアナン特使の笑顔の握手から私が読み取ったのは、私への懐疑が共有された、という事である。

アサド大統領は私の言っている事を理解しているが体現しておらず、アナン特使は私の言っている事を体現しているが理解していないが、両者はシリアの思想的侵略者にして無資格の思想外交家である私を共通の仮想敵として折り合ったのである。

国連とシリアが私の働きで折り合ったわけであり、シリア内戦を定式化した事とともに、シリアのハイポリティクスにおける私の関与は無視できないものとなった。

ただシリア内戦はローポリティクスであり、ハイポリティクスと違い私は国連憲章に言う「最高の能率」を提供できないと思われるため、内戦の推移と国連の調停について今は見守りたい。

シリアのハイポリティクスを安定させる事が、シリア内戦における私の任務となる。

jleo