アフガニスタンのカルザイ大統領が「治安部隊の維持に年間39億ドルの支援が必要」と述べたらしい。随分吹っ掛けたな、という印象である。

また「日本政府が汗を流してくれるといつも良い結果に結び付く」とも語ったらしい。日本「政府」はそんなに汗を流していないと思うが。

そもそもタリバンによるテロは、タリバン的思想を抱懐し基本独断で行われたテロについて事後的に犯行声明を出しているものが多く、タリバンの代表者と対話しても実際仕方ないのであって、タリバン的思想を上手く消化しないといつまで経っても「タリバンによる犯行」は止まらない。

タリバンとの対話に不快感を示しているカルザイ大統領がそこまで認識しての事なのかは疑わしく、カルザイ大統領はアフガン大統領としての適格を欠いていると言わざるを得ない。

なぜ中東の大統領はおしなべて政治的センスに欠けるのだろうか。構造的問題と考える。

jleo