「国際政治3 Politics Among Nations/ハンス・モーゲンソー」を読了した。

モーゲンソーは、世界政府について躁病者の妄言(モーゲンソーだけに)と断じる事は避けているが、リアリストの見地から見て世界政府は一挙にして成るものではなく世界共同体の発展努力の延長にあるとしている。

外交に関して「平和のためには、国家は死活的利益以外の点ではできるだけ妥協しなければならない」という言が印象的だった。

現在「ローマ書講解/カール・バルト」と「憲法論/カール・シュミット」を併読しているが、次は「資本主義がどうたら/ウォーラーステイン」かハーバーマスの本を読む予定。

jleo