「カラダ目当ての個人的愛情」を早々に宣言するのは、余り話した事もなく今までカラダ目当ての恋愛をした事がないであろう相手に対する恋略の踏むべき段階としては順番を間違えているように思う。

相手の「生の跳躍」を受け止めさらなる関係の発展につなぐというのが取るべき戦術である。

私は実質告白とも言える「遠山がイイ」に対して、馴れ初めからの恋愛遍歴を語り底堅さをアピールするとともに、こちらも「N.K.が好きで、今付き合っている人はいない」という事を確認してもらう事があるべき恋愛情理を捉まえた対応だろう。

以下検討を加える。

まず「私は本当にN.K.が好きなのか」であるが、いわゆる観念論における思想的献身の対象という意味での女性(女性のイデア)は好きであっても、個別具体的な物理現象たる女性個人が本当に好きなのかは不明である。

そもそも今の私は「カラダ目的」の恋愛にモチベーションを持っていくのにかなりエネルギーがいるという事も承知していて欲しい。

昔ならカラダ目的が先行したり個別具体的な女性に固着したりした事もあるが、齢20にして思想家としてのcallingを感得してしまった者の宿痾たるこの恋愛観は改革しようがない。

また「付き合っている人はいないのか」であるが、私は念話という形でシミュレーションレベルでは女性のイデアと恋愛的な情報を融通しており、女性のイデアをより体現してる人との親和性はより高い。

親和性の高い女性と自然にくっついてしまうのが「付き合ってる」という事なら、現今私が付き合っている女性は少なくないのである。

そういう女性の存在を浮気と認識しないなら、私は今付き合っている人はいない。

N.K.を初め私を恋愛対象として付き合おうという意欲のある女性は、私が一人のオトコである以前に思想家である事を受け入れた存在である事を認識した上で、アプローチしてもらいたい。

長くなったが、煎じ詰めれば「カラダ目的の恋愛は久しぶりなので、お手柔らかに」である。

jleo