欧州の経済政策が混乱しているのは、ドイツ的正論に対する感情的反発とフランス的エスプリの不発が原因である。

今の欧州のグランドストラテジーは戦間期であり「ヒトラーのドイツ」の出現が危惧されるが、今のドイツの欧州政策はナチス的なエートス(「人に厳しい」政治)が感じられ、それに対する反感が欧州を覆っているのである。

対策としては、ヒトラーの思想を的確にコントロールしている私をドイツの経済政策立案に参与させるべきであろう。

また、フランスに関しては「シャルル・ドゴールの自由フランスの不在」が挙げられる。

このツールは「自由フランス」に匹敵する政治的影響力を持っているが、私は「ドゴール主義」とは「沈黙の戦略的活用による独自性主張」だと考えていおり、フランス本国におけるいわゆる「ドゴール主義」とは似て非なるものである。

フランス大統領選挙に際して投票に行かなかった有権者は「我が党の私」に投票した事になる、というのは実は私なりの「ドゴール主義」なのである。

そうした私の「ドゴール主義」をフランスは受け入れるだろうか。受け入れるならば欧州経済政策の混乱はある程度終息するだろう。

jleo