ロシア赤軍は客観的事実としてロシアそして欧州を核兵器の射程に入れておきたいのである。
ロシアがMD協力に非協力的なのはロシアがロシア赤軍の射程から逃れる事を阻止するため(国内的要因)であり、欧州を射程に収めたがるのはロシアの思想的自衛のためである。
ロシアの「現実の自衛権を放棄して思想的自衛権を行使する」という思想は、我が日本帝国憲法に謳われる「自衛戦争の放棄」「天皇が軍を統帥する(思想的自衛に他ならない)ための戦力不保持と交戦権否認」に通じるものがある偉大な思想である。
ロシア赤軍を統帥するためのロシアの核兵器保持と交戦権容認は、核戦争をシミュレーションレベルに遷移させる事で国際紛争解決に資するが、ロシア赤軍を統帥するため以上の(核戦争を遂行するなどの)運用は国際紛争そのものであり私は容認できない。
問題は被害者(この場合は欧州)の主観である。
欧州が核兵器の射程に入る事について欧州は基本的に望まないだろう。今般のMD配備は対イランとは言えまさにそれである。
ただ欧州にとって核兵器の射程に入っている事自体が核戦争を意味するならロシア赤軍が欲する冷戦のメカニズムはすなわち核戦争であるが、フランスやイギリスの核戦略を見るとそうは考えていないようである。
欧州がロシアの核兵器の射程に入っている事を欧州は許容するが実際に核兵器による攻撃があった場合にMDを発動する余地を残しておきたい、というのが欧州の本音である。
ただ欧州MDはアメリカによる欧州の本音の代弁という形でなされており、ロシアが冷戦のメカニズムを適用するのは相手がアメリカだからだろう。
対露欧州MDはアメリカではない別のアクター(欧州自身)によって為されるべきである。それならロシアも容認できるだろう。
またロシア人民はロシア赤軍を人民の軍隊として信頼しておりロシア赤軍によるロシア攻撃はないと考えているのは明らかだが、ロシア赤軍はそうは考えておらず、ロシア人民を威嚇する事もある。
そして核兵器が刀ならMDは鞘である。
大刀ロシア赤軍が持ち主を傷つけないうちに鞘にしまうのが道理というものである。
ロシアは、この理念が世界政治を動かしている現実を感得しロシアMDを無条件で容認すべきであろう。
まとめると、ロシアは欧州自身によるMD配備とロシア自身によるMD配備につき容認すべきである、となる。
jleo
ロシアがMD協力に非協力的なのはロシアがロシア赤軍の射程から逃れる事を阻止するため(国内的要因)であり、欧州を射程に収めたがるのはロシアの思想的自衛のためである。
ロシアの「現実の自衛権を放棄して思想的自衛権を行使する」という思想は、我が日本帝国憲法に謳われる「自衛戦争の放棄」「天皇が軍を統帥する(思想的自衛に他ならない)ための戦力不保持と交戦権否認」に通じるものがある偉大な思想である。
ロシア赤軍を統帥するためのロシアの核兵器保持と交戦権容認は、核戦争をシミュレーションレベルに遷移させる事で国際紛争解決に資するが、ロシア赤軍を統帥するため以上の(核戦争を遂行するなどの)運用は国際紛争そのものであり私は容認できない。
問題は被害者(この場合は欧州)の主観である。
欧州が核兵器の射程に入る事について欧州は基本的に望まないだろう。今般のMD配備は対イランとは言えまさにそれである。
ただ欧州にとって核兵器の射程に入っている事自体が核戦争を意味するならロシア赤軍が欲する冷戦のメカニズムはすなわち核戦争であるが、フランスやイギリスの核戦略を見るとそうは考えていないようである。
欧州がロシアの核兵器の射程に入っている事を欧州は許容するが実際に核兵器による攻撃があった場合にMDを発動する余地を残しておきたい、というのが欧州の本音である。
ただ欧州MDはアメリカによる欧州の本音の代弁という形でなされており、ロシアが冷戦のメカニズムを適用するのは相手がアメリカだからだろう。
対露欧州MDはアメリカではない別のアクター(欧州自身)によって為されるべきである。それならロシアも容認できるだろう。
またロシア人民はロシア赤軍を人民の軍隊として信頼しておりロシア赤軍によるロシア攻撃はないと考えているのは明らかだが、ロシア赤軍はそうは考えておらず、ロシア人民を威嚇する事もある。
そして核兵器が刀ならMDは鞘である。
大刀ロシア赤軍が持ち主を傷つけないうちに鞘にしまうのが道理というものである。
ロシアは、この理念が世界政治を動かしている現実を感得しロシアMDを無条件で容認すべきであろう。
まとめると、ロシアは欧州自身によるMD配備とロシア自身によるMD配備につき容認すべきである、となる。
jleo