今日は父とチェスをして判定負けした。

中盤までは思想的イニシアチブを握っていたが、終盤の初に防御線一点集中を崩して戦力を小出しにして攻め込んだのが敗因である。

私の行動に適用すれば、ここまでは思想的イニシアチブを取れており「負けない戦い」ができているが、これから温存した戦力を小出しにして敵陣に攻め込むと敗北する、という示唆となるだろう。

戦略上の優勢を維持するために戦力を小出しにする事なく攻め込まない、というのは血気に逸る若い士官を抑え込むには不十分な戦略であり、そういう士官には戦略を叩き込み血気を昇華させるか戦略を見直す必要がある。

そうしないと、砂漠の荒馬を乗りこなす調子で帰国後バイクに乗り事故死した「アラビアのロレンス」のようになってしまうだろう。

「相手が攻め込んで来るまで防備に徹する」という現戦略の延長線に未来の戦略を組み立てるか、それとも敵の王将に一点集中撃ち取りに行くか。

頭の中身で勝負するなら前者であり、社会的影響力で勝負するなら後者である。ここは「時代の徒花」として社会的影響力で勝負したい。

・・チェスとは本来、このように政治的教訓を読み取る事に使うのである。

jleo