「国連改革/吉田康彦」を読了した。

元国連本部広報官の吉田氏による国際連合の概観である。

国連に「地球公共財管理理事会」「経済安保理」などを創設する改革モデルを示した後、日本人の外交不得手を批判しているが、毎度の事ながら日本人らしく事実の取り上げ方にバイアスがかかっているため、読んでいて不愉快である。

国連職員になるためには英語か仏語に堪能な事と二年以上の社会人経験が必要との事で、私はシミュレーションレベル・政治レベルで「国連事務課長補佐代理見習い」になる事は出来ても、実戦レベル・冷戦レベルで国連職員になる事はできないようである。残念な気もするがホッとしてもいる。

国連職員の最低年収は600万円との事で、今の私の年収(800万円)は「国連事務課長補佐代理見習い」としては適正なのかなと思う次第。

jleo