私の刀

私が真刀・縁（直刀・切っ先両刃）をオーダーメイドで買ったのは、自宅に外敵が攻め込んで来た場合にそれを排除する事を想定していたからである（結果としては皇室に圧力をかけるために使い捨てられた）。

直刀なのは狭い室内での戦闘における刺突に適した仕様であり、切っ先両刃なのは「言の葉」の相克機能を象徴させた仕様である。

居合には不向きであり、扱う本人にも危険な真剣であった。

核兵器と対置したのだから危険でいいのであるが、指が切り飛んだりしたらギターが弾けなくなる（私自身の死活的利益を脅かす）という点や刺突の殺傷力（相手の死活的利益を脅かす）の点で心理思想戦の決戦兵器に相応しい代物である。

翻って、イランが核兵器を持つのは私が刀を持ったのと同じく結果的に自衛目的かつ政治的効果を狙ったものになると想われる。

このタイミングでのイスラエルの対イラン攻撃は目先の核施設は破壊できても将来的な反イスラエル感情を逆撫でするため再核武装へのインセンティブを生じさせる事から、私はイランが核兵器を遣い政治的圧力をかけた時破壊する事をオススメする。

イラン自身が「正当な政治的圧力をかけるために核兵器を使い捨てた」と自己正当化できれば、イランの政治的名誉感情は満たされ、その場合のイランの再核武装へのインセンティブは弱くなる（核武装の動機が「核兵器を実際に使用するため」というものしかなくなり、それは避けるはずである）。

イランから核関連施設を無くすより、イランから核武装のインセンティブを奪う事の方が優先順位が高い事を、イスラエルは忘れてはならない。

jleo

ちなみに北朝鮮の場合はこの論理における「使い捨てる」だけの経済的余裕がないと言える。