「国際政治の理論/ケネス・ウォルツ」を読了した。

前述のように理論的前提に関する論考には素晴らしいものがあるが、中途の論理構成が意味不明、具体例の取り上げ方も支離滅裂の印象が拭えない上結論もちんぷんかんぷんである。

こんな本を必読にしているアメリカの国際政治学のクオリティの低さに呆れざるを得ない。

頭悪くて有名(?)な「正義論/ジョン・ロールズ」と違いウォルツは頭はいいのだろうと感じさせるが、頭の使い方を間違っている。

はっきり言えば、ロールズにしろウォルツにしろ20世紀後半アメリカの学者は権力にヤられてラリっていたのだと想う。

ラリった学説を唱えないよう自戒を新たにした次第。

jleo