サルコジ・メルケル両首脳の合意は、私の「ユーロ発行量の調整権を国家単位ではなく連合単位で」という提案及びEUの「選択的排除の原則」に配慮したものであるが、「経済力のない人の政治的発言は認めない」という事や「ユーロ共通債は魔法の杖ではない」という点に関しては強固に堅持している。

今般の合意に関し私は一定の理解はするものの、政治的発言力は経済力に比例すべきでない(貧しい政治士官の政治行為が世界をぶん回した過去の事績を見よ)し、ユーロ共通債は欧州経済が戦時経済に移行した際(そんな事があれば、だが)重要な財源になると考える。

加盟各国国民の良識に期待する。

jleo