今週と来週は居合は休みである。

ところで、現在入院しているT氏は「居合の事を先生に言った方がよい」「権威には従った方がよい(彼は宗旨代えした)」と主張するが、刀というツールは元来権威にモノ申すための「権威を斬る」ツールであり、それによって権威の象徴になるのである。

また、鞘によって非戦闘時は隠されている事によって、日常と非日常を切り替える事に優れたツールでもある。

つまり、医者という権威に隠れて刀を操る居合をやる、というシークエンスに権力集約効果という社会的意味が見出だされるのである。

病状が目に見えて悪化するようであれば自主規制すればよいし(実際刀に関わっている間は調子は悪くない)、しばらく主治医に黙って居合を続けようと思う。

日常にたまに非常時があった方がメリハリが出るのである。

jleo