私の行動は社会の変動より社会の構成員が考えている事を捕捉・追尾しており、社会的に革命を起こすよりは個人あるいは国家の頭の中で革命を起こす事を志向している。

中東で起きている革命は個人脳内単位の革命が国家単位の革命に結合した結果であり、思想的インフラ構築を支援できたという意味で私の行動は確かに役に立った。

個人単位・国家単位でフォローしているときめ細かいアプローチが可能だが、社会的に大きな流れがある場合それを無視すると分析の妥当性を大きく減ずる事になる。

個人・国家と社会の流れ、どちらを強い分析因子として捉えるかによって、論理的妥当性や社会的影響力が変わってくるが、私は個人・国家から始まり個人・国家に集斂するという社会観からアプローチしたい。

あくまで個人・国家の思考過程に介在する事を理念的目標とするので(現にできている)、一目でそうとわかる実績には結びつきにくくそれによって公的な社会的名誉を得る事は難しい。

つまり「分かる人にしか分からない」のであるが、前述のように社会的支持は能力の向上や権力の運用の妨害につながる事を考えれば、それで構わない。

見方を変えれば、その声の大きさや情理的・合理的妥当性から言って私が世界で最も影響力のある個人なのは間違いないのだが、それを表出させない私の政治手腕はその影響力をさらに強める事になるだろう。

余力がない事から理解力が欠乏している人と関わったり悪意ある理解をされるよりは、純粋に権力行為を志向しその正しい運用に心を砕きたい。

jleo